弊社は現場施工を主として事業を展開しております。「工事の専門家」という誇りを持ち、皆様に喜んでいただける、一級以上の工事を行っておりますが、それだけではありません。
創業者が事業を始めるさい、自身の特技を生かしたコンピュータープログラムやWEBデザインの会社を興すか、過去十数年の経験を生かした建設業の会社を興すか迷いました。結局、人間が豊かに生きていくために必須な「衣・食・住」の一つである、建設業を選択しましたが、つちかってきたコンピューターの特技や、色・デザインの知識は、建設の世界でもうまく活用できています。
たとえば、外壁リフォームの際は一般的に、「塗り板」と呼ばれるA4サイズほどの塗装サンプルを用意して、現地で塗り替える外壁に当ててお見せし、お客様に頭の中で全体イメージをしていただいて色を決めていくことがほとんどですが、その方法ではイメージがつかみにくいものです。
色というものは、近くで見た時と、遠くにある時では、異なった表情を見せます。凹凸のある外壁なら、なおさらです。
弊社では「塗り板」の他、CGによる合成写真をご用意し、失敗のない色選びのお手伝いをご提供しています。
参考として、過去の一例を以下にあげます。
(写真をクリックすると拡大画像が表示されます)
こちらはリフォーム前の外観写真です。屋根・壁ともに寒色系のカラーとなっていました。
お客様が淡い暖色系をご所望されたので、約10パターンの暖色系カラーの合成写真をご用意しました。
打ち合わせ時はノートパソコンを用意してプレゼンを行い、お客様の前でモニター上の合成写真の色を変え、お好みのイメージが見つかるまでお探しします。
以下は実際に使用した合成写真です。
外壁が淡いピンク、屋根が錆び色、雨樋が白のイメージ写真です。
さらに屋根をオレンジ、軒を黄色にした場合。
外壁を淡い茶系、屋根を薄茶にした場合。
外壁をダークベージュ、屋根をブラウン、軒は外壁よりも薄い同系色、雨樋を白にした場合。
お客様はこのイメージに決定され、実際に工事を行いました。
現場経験の豊富な人間がイメージ写真を作成するので、「イメージと現実が異なる」という、他社にありがちな失敗はありません。
先述の通り、「引き」で見た外観と、近くで見たときでは、色に大きな変化が出ます。弊社では経験上、その変化のパターンを熟知しておりますので、実際に見たときのイメージとなるよう、合成写真作成時に修正を施します。